432hzと440hzのチューニングの違いについて

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432hzと440hzのチューニングの違いについて

432hzと440hzとは?

音楽の世界では、音の高さの基準として「A(ラ)」の音の周波数が用いられます。現在、国際標準となっているのは440hzですが、古くから使われていたとされる432hzという調律も存在します。

それぞれの音の特徴

  • 440hz:明るくクリアな音色が特徴で、現代音楽に広く採用されています。高揚感や緊張感を与える効果もあるとされ、オーケストラやロックなど、迫力のある音楽によく合います。
    音の調律や基準音として使われる「ラ」の音(A)の周波数で、国際標準化機構(ISO)は1955年に440Hzを基準ピッチとして定めました。

    現代の音楽の周波数の基準値として、この440hzが用いられているんですね。
  • 432hz:温かく深みのある音色が特徴で、癒しやリラックス効果があるとされています。自然界の音に近い周波数とも言われ、瞑想やヒーリングミュージックなどに用いられることが多いです。

歴史的背景

  • 432hz:古代ギリシャ時代から使われていたという説や、バッハやモーツァルトもこの調律を用いたという説もあります。しかし、1953年に国際標準化機構(ISO)が440hzを標準として定めたことで、主流ではなくなりました。
  • 440hz:楽器の製造や流通の効率化、現代音楽の多様化に対応するために、440hzが標準として採用されました。

音の違いについて

とはいっても、どんな違いがあるのかについては、わかりづらいですよね。

YouTubeで、この440hzと432hzの違いを検証している動画を見つけましたので、貼っておきますね。

こう聞いてみますと、確かに440hzのほうは硬い印象がする気がします。

そして、432hzはテンションが緩んだ脱力した印象を持ちますね。

どちらが良い・悪いはない

  • 好みの問題:432hzと440hz、どちらが良い悪いではなく、個人の好みの問題です。それぞれの音色の特徴を理解し、自分が心地よいと感じる方を選びましょう。演奏するジャンルや曲調によっても使い分けが可能です。
  • 科学的な根拠:432hzの効果については、明確な科学的根拠は証明されていません。プラシーボ効果の可能性も指摘されています。

ハンドパンの432hzと440hzの違い

僕も演奏しているハンドパンで、440hzと432hzの違いを見ていきましょう。

下記の動画で違いを示してくれています。

こう聞くと、やはり440hzの方が明るい感じがするのに対し、432hzの方は落ち着いた感じがします。

明らかに違いが見れます。

まとめ

432hzと440hzは、それぞれ異なる音色の特徴を持っています。440hzは明るくクリアで現代音楽に最適、432hzは温かく深みがあり癒し効果も期待できます。どちらが良い悪いではなく、個人の好みの問題であり、音楽を楽しむ上で新たな選択肢の一つとして捉えることができます。

聴き比べ動画や音源で、実際に自分の耳で違いを確かめてみるのもおすすめです。興味のある方は、432hzで調律された楽器や音楽を聴いてみるのも良いでしょう。音楽は楽しむことが一番大切です。様々な音に触れ、自分にとって心地よい音楽を見つけてください。